2008年12月25日
JPL異変:SIM消失 その4

昨日の続きです。
*JPL異変:SIM消失 その1
http://sos.slmame.com/e470494.html
*JPL異変:SIM消失 その2
http://sos.slmame.com/e471680.html
*JPL異変:SIM消失 その3
http://sos.slmame.com/e472637.html
まず先に、今回のJPL異変に関して
最新の情報を載せておきます。
12月25日22:00現在、
昨日からのリンデンによる一時復旧措置は継続中で
今のところ全SIM健在です。
ただ、これがSIM消滅の前兆なのかもしれませんが
私が現場で確認したところ
JPL兵庫・大阪・奈良等は
SIMの公道が全て消失し、地表面が露出しています。
特に奈良は一部の家屋以外は地表から全て消えています。
サーバーの機能が落ちたため
オブジェクトが描画不足になっているのか、
あるいは本当にオブジェクトが消滅しつつあるのか?
上の画像は、手前が大阪、向こうが京都です。
違いがハッキリと分かると思います。
次に、昨日に引き続いて
日系社会全域から
次々とJPL住民への援助の申し出が表明されています
昨日掲載分も含めてここに載せておきます
<土地>
◇マグスル
じゃぱらんど救済プラン
http://magsl.net/archives/2008/12/23141139.php
◇ナビスル
じゃぱらんど住民の方を対象に土地を無料貸し出し
http://www.secondtimes.net/info/20081224_jpl.html
◇福岡天神
http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=17858&comment_count=5
◇TokyoMarineCity系SIM
難民限定、初期費用無料キャンペーン
http://hiromishan.slmame.com/e467633.html
◇OGASAWARA
救済致します 土地1月末まで無料
http://piriica.slmame.com/e472733.html
◇SeLaVi Japan
じゃぱらんど住民救済プランを提供します
http://selavi.slmame.com/e473263.html
◇ファーイーストヨットクラブ系SIM
http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=17858&comment_count=5
◇Sea Island
緊急!JapaLand住民救済計画
http://shukoba.10.dtiblog.com/blog-entry-222.html
◇Django系SIM
じゃぱらんどが消失って
http://waterinp.slmame.com/e473348.html
◇パンダマート
じゃぱらんど住民救済に向けて
http://www.pandamart.net/
◇TAKUMI系SIM
ジャパンランドの皆様へ
http://takumisl.slmame.com/e472251.html
◇Access
頑張れJPL住民!
http://accessevent.slmame.com/e473142.html
◇横浜系SIM
「じゃぱらんど住民の皆様へ」
http://yopl.slmame.com/e472958.html
<モール>
◇YSモール
JPL住民さんへの支援
http://ysdesign.slmame.com/e472656.html
さて、一昨日・昨日に続いて
JPL草創期から今に至るまでの過程を
振り返ってみたいと思います。
今回が最終回です。
2008年夏、
SLの土地価格の下落と過疎化の進行により
JPLはSIM運営の一大転換を決意した。
7月24日、JPL静岡にて
「じゃぱらんどリニューアル構想説明会」が開かれ
多くの住民がつめかけた。
構想の要旨は以下の2つ。
◇多数の環境SIMを順次追加オープンさせ、
47個のSIM群を形成する
◇現状の15個のSIMのうち
幾つかの中核SIM以外は環境SIMへと移行させる
JPLのプロデューサー、ハタケ氏は
この構想について以下のようにブログに記している。
1部SIM(東京・愛知・大阪)を除くSIMを
ロープリムSIMに変更し、
一気に47都道府県に到達してしまお~~~という計画です^^。
日本列島の完成は、
コミュニティーにもビジネスにも効果絶大!のはず。。。
http://happy.ap.teacup.com/hypermix/241.html
今や割高な料金で
土地の販売不振にあえぐJPLは
環境SIMを用いることで
この窮状を打開しようとした。
この時点では、環境SIMのマイナスの特性、
すなわち、正規SIMと比較して負荷にきわめてもろいこと、
リンデンの意図とは違った使い方であること、
これらを訴える警鐘の声はごく少数であり、
当時の「環境SIMブーム」に乗った構想だった。
しかし、2008年11月、
リンデンが環境SIMに対する一連の変更措置を発表、
*セカンドライフの環境SIM、条件付きで値上げなし
”中間SIM”の提供も
http://www.secondtimes.net/metaverse/episode/20081106_openspace.html
これによりリニューアル構想は挫折、
以後、JPLからこの構想に関するアナウンスは途絶えた。
この時期以降、多くの住民が感じていたのは
JPLの雰囲気の変化である。
特にJPLの特徴の一つだった「運営側との一体感」、
これが徐々に消え去っていった。
運営サイドからの告知・アナウンスが
公式サイトから徐々に途絶えていき、
ハタケ氏のブログも8月18日を境に更新が止まった。
名物キャラで知られた管理人氏もJPLを去り、
新管理人への交代がそっけなく告知された。
この新管理人氏は、IMすれど返事がきたためしがなく、
誰もINしているところを見たことがないという、
不思議な管理人だった。
また、JPLの運営に関わっていた複数の人たちが
この時期SLから離れていった。
何かがおかしい?
住民の多くがそう感じていた。
ここからは私の推測だが
おそらくこの時期に
運営サイドの内部で何かが起きたのではないか?
内輪もめ?路線対立?
この運営側の「空洞化」が
やがて今回の事態につながっていったような気がしてならない。
次々と住民が去っていくSIM。
私はJPL大阪の街角に立ち、
四季の変化が途絶えた町並みにため息をついていた。
従来、JPLの各SIMは
季節に応じて道路沿いにオブジェが飾り付けられ、
春夏秋冬、ハロウィン、クリスマス、お正月、
その変化は見る者を楽しませていた。
しかし、これがぱったりと途絶えた。
SIMから四季が消え失せた。
また、SIMの公道にバイクが乗り捨てられていた。
管理人にIMしても返事はなかった。
一ヶ月が過ぎ、二ヶ月が過ぎ、
人の途絶えたSIMにバイクは放置されたままだった。
管理不在。
管理人が全くSIMを見回っていない。
私はふと思った。
バイク以前にSIM自体が放置されているのではないか?
15のSIMが誰にも管理されず放置されたままで
住民は誰もその事実に気づかずにいるだけではないのか?
やがてJPLは新規の土地購入受付を全て停止した。
不可解な措置だった。
誰もが首をひねった。
そして、この異変が起きた。
・ ・
昨日、リンデンの緊急措置により
JPL大阪が一時的にオンラインに復帰、
私は自分の店に舞い戻って必要なオブジェクトを回収し、
店の周りをぐるぐる回って多くの画像を撮った。
やがて消えてしまう。
せめて写真だけでも手元に残しておこう。



私は感傷めいたことをグチャグチャ言うのは苦手だけど、
この時ばかりはさすがに泣けたね
さようなら、JPL大阪。
さようなら、私の店。
Posted by Owner 「Eri Carfagno」 at 22:12
│SL考察