2008年12月24日
JPL異変:SIM消失 その3

昨日の続きです。
*JPL異変:SIM消失 その1
http://sos.slmame.com/e470494.html
*JPL異変:SIM消失 その2
http://sos.slmame.com/e471680.html
まず先に、今回のJPL異変に関して
最新の情報を載せておきます。
12月24日19:30現在、
リンデンによる緊急措置により
オフラインになっていた、
JPL大阪・奈良・三重・愛知・兵庫・京都・山梨・福島が
24日までオンライン状態となりました。

これに先立ちリンデンは
JPLの各SIMに
住民に対する告知オブジェクトを設置しました
以下、その内容。
奈良 大阪 三重 福島 兵庫 京都 山梨 愛知
上記のSIMは
住民の方々にオブジェクトを取り戻していただく為に
一時的にオンラインに戻され、
12月25日に再度オフラインになります。
オフラインになる前に
必ず必要なオブジェクトの回収をお願い致します。
下記のSIMは 以下の日程でオフラインとなります。
千葉 1月12日
静岡 1月12日
茨城 12月25日
埼玉 12月25日
神奈川 12月31日
宮城 1月4日
東京 1月10日
上記の日程以前にオブジェクトの整理をお願い致します。
一時復旧したSIMの住民の方は
24日中に必要な物を回収しておいてください。
また、他のJPLのSIMも
いずれオフライン→消滅の過程をたどるのはもはや確実なので
オフラインになる前に物を回収してください。
で、この「12月25日」という日付が
はたして日本時間なのかSL時間なのか?
もし、SL時間ならば
日本時間の12月25日夕方(16時か17時)からに該当します。
次に、昨日のマグスルの告知に続いて
日系社会全域から
次々にJPL住民への援助の申し出が表明されています
私が把握している範囲内で掲載しておきます。
◇NaviSL-Resoet:期間限定無料土地レンタル
湘南SIM・軽井沢SIM・旧軽井沢SIM
http://sns.navisl.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=267115&comment_count=10
◇福岡天神SIM:初期費用無料・賃料1ケ月間無料
土地レンタル
http://sns.navisl.jp?m=pc&a=page_c_topic_deta
◇TokyoMarineCity 初期費用無料 土地レンタル
http://hiromishan.slmame.com/e467633.html
さて、昨日に続いて
JPL草創期から今に至るまでの過程を
振り返ってみたいと思います。
今日は2回目。
2007年8月3日。
JPL埼玉がサーバートラブルのためSIM落ち。
復旧までに3日間を要した。
この時、JPLは埼玉住民に対して
販売開始間近のJPL茨城SIMを急遽開放し、
行き場を無くした住民の受け入れを行った。
JPL茨城の土地を臨時で譲渡設定し、
住民が無料で購入できる態勢を取り、
この緊急避難措置は各方面で話題となった。
その頃のSLはSIM落ちはしょっちゅうであったが、
ここまでの措置を行ったSIM運営会社は他に例がなく、
当時、JPL奈良の住民だった私は
「たいしたもんだな」と感心したのを憶えている。
ひるがえって今回の事態を見ていると
JPLはいつから変わってしまったのかと思わざるを得ない。
日本列島を47のSIM群で形成することを目標に
都道府県名を冠した新SIMをオープンさせていったJPL。
しかし、2007年秋の
JPL宮城の販売開始を最後として
新規SIMの設置は停止してしまう。
夏から秋にかけて、
マスコミの過熱報道を受けてRL企業が次々とSLに参入、
同時に人口増による土地需要をあてこみ
SIMの数は一気に増大した。
当然、土地の値段は下がり、
JPLの土地販売は困難を増していった。
新SIMをオープンするごとに売れ残りの土地が増えていき、
最後のJPL宮城に至っては
販売開始当初から現在に至るまで
SIM全域に空き地が散らばっていた。
やがて秋から冬へ。
SLの成長は鈍化し、日系人口の増加は止まった。
逆風がJPLを襲い、
転出人口が流入人口を上回るようになった。
RL企業の進出を当て込んだSIM中央付近の法人専用地も
JPL千葉の週刊東洋経済等の少数の例外を除いて巨大な空き地と化し、
ついには一般販売用地として放出を始めた。
この状況にとどめを刺したのが
2008年4月のリンデンによる環境SIMの値下げである。
安価な環境SIMが爆発的に増加し、
環境SIMの代理購入ビジネスが盛んになり、
猫も杓子も環境SIMを買い求めた。
JPLの土地販売価格は割高となり
各SIMの人口は減少、
「SIMの過疎化」という言葉が
住民の間で頻繁に使われるようになっていく。
私が店をかまえたJPL大阪も
次第に空き地と「売地」の看板が増えていった。
にぎわっていたSIMから人は消え去り
店舗の移転も増えた。
大阪以上に、隣接するJPL京都は過疎化が激しく、
SIMの集客の要だった巨大ショッピングモールが閉店すると
あとは坂道を転がり落ちるように空き地が激増した。
私は店舗上空に構えた自宅から
次第に枯れ果てていくSIMを寂しく眺めていた。
2008年7月24日、
JPLはSIM運営の一大転換を決意し、
JPL静岡にて住民説明会を開催した。
続く
Posted by Owner 「Eri Carfagno」 at 19:38
│SL考察