2008年09月24日
マグスル2の終焉と日系SIM雑感 その2

前回の続きです。
*マグスル2の終焉と日系SIM雑感 その1
http://sos.slmame.com/e373724.html
意表を突かれたというか、
驚きのマグスル2系の終焉。
今回の措置に
おそらく大きく影響を与えたのは
◇地価の下落
◇SIMの増加
◇日系人口の停滞
このうち「地価の下落」と「SIMの増加」に関して
これまでの経緯をざっと振り返ってみましょう。
まず、今年の4月25日、
リンデンにより土地価格の改訂がありました。
◇正規SIM購入費用:
1675$(米国ドル)→1000$
◇環境SIM購入費用:
415$→250$
◇環境SIM購入:4SIMセット→1SIMのみの購入で可
なお、月々の維持費に変更はありませんでした。
リンデンがこういう措置に至った理由は
いろんな説が流布していますが
人口の伸び悩みを地価を下げることで解消しようとした、
との説が有力ですなあ。
このリンデンの措置により
SL全体の土地が猛烈に増加しました。
わずか数ヶ月でなんと44%増!
SIMの初期費用の下落に
土地の爆発的な増加が加わり、
各SIMでの土地価格は暴落しました。
ま、当然ですな。
人口が増えないのに土地の供給が44%も増えたわけだしね。
これ、数字で語るから実感がわかないけど、
ある意味、仮想世界での天地創造、
世界が数ヶ月で4割増となってしまった。
そりゃ経済は大混乱するわさ。
このリンデンの措置を受けて
わが日系社会でもSIM数は急速に増えました。
特に手軽に買えるようになった環境SIMは
あれよあれよという間に増えていき、
巷では「環境SIMってなによ?」との声があふれました。
在来のSIMオーナーによる、
環境SIMの代理購入ビジネスが盛んになり、
猫も杓子も環境SIMを買い求めました。
しかし、人口の伸びは停滞気味で
当然ながら値引き合戦が大流行。
地価はますます下落していき、
SIMオーナーたちのフトコロ事情は急速に悪化しました。
同時に各地で過疎SIMと空き地が増えていき、
その流れの中にマグスル2系があったというわけですね。
<その3へ続く>
関連過去記事
*環境SIMと某モールの閉店
http://sos.slmame.com/e311907.html
Posted by Owner 「Eri Carfagno」 at 23:40
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